osuwari猫とは違って犬にどうしても必要になってくるのが、しつけです。
犬は上下関係を重視する生き物で、すなわちきちんとした主従関係を築いていくためには、しつけを通して飼い主であることを示してやる必要があります。
本来、犬というのは集団行動を得意とし、群れで協力し合って狩りをする肉食動物でした。
それがいつしか人になつくようになり、やがては人と一緒に狩りをするようになって、そうして現代ではペットとして飼われるようになっているのです。

犬のしつけのうちで最も有名なものが、おすわりです。
おすわりをしつけるのも、いたってシンプルな動作で教えることができます。
まず、犬と正面から向かい合って、犬の興味をそそる玩具やボールなどを犬の頭上に掲げます。
すると犬は自然に上向きになり、主人の手を見上げる形になります。
この時点で、お尻が地面について腰が下していればすでにお座りが完成していますが、もし腰が下りていないようだったら手で軽く押さえて腰を下ろしてあげましょう。
もし、おすわりができていたら何か簡単な褒美をあげましょう。
これを何度か繰り返すことで、犬はおすわりを覚えます。

しつけができたときに与える褒美として、最も効果的なものの一つにトリーツがあります。
トリーツは犬用に作られているオヤツのようなもので、レバーの肉だったりマグロの肉だったりを使って作られたものです。
トリーツの好みは犬によって異なるので、どれが好みなのか調べてから買って与えるとより効果的でしょう。
ただし、トリーツは与えすぎには十分に注意する必要があります。
重要なのはそのトリーツを犬がどれだけ好きかだけであって、トリーツの量をたくさん与えることは味に慣れてしまったり逆効果になります。
また、あげれば喜ぶからと多く与えたりしていると、そのうちトリーツの味をしめてドッグフードを食べなくなる犬もいるようなので注意しなければなりません。
ただし、おすわりだけでなく、もっと難易度の高いしつけなどができたときにはいつもより多めにトリーツを与えてあげてもいいかもしれません。

このようにしつけの仕方は飼い主の手腕が大きく試されるものです。
犬とのコミュニケーションとしてボディランゲージを読み取るという方法がありますが、しつけの際にも犬がどう感じているのか細かな仕草から読み取ると、犬のその時の気分や、自分の言っていることを理解しているかどうかがわかるかもしれません。
できる飼い主は厳しく叱ることなく犬を手なずけると言います。
よりスムーズにしつけてやれることも、飼い主として主従関係をきちっと保つためには重要なことなのです。