危険犬種危険犬種禁止法というものがあることをご存知でしょうか?
この法律は主にヨーロッパで施行されているもので、人や他の動物に危害を及ぼしかねない危険性のある犬種をペットとして飼うことを禁止したり、制約を授けたりするために設けられた法律です。
その中でもイギリスで1991年に定められた危険犬種法は、日本にとても密接な関わりを持つものとして知られています。
この法律では、日本名がついている土佐犬を危険犬種の一種とみなして取り締まっているのです。
この他にもアメリカン・ピット・ブル・テリアや、ドゴ・アルヘンティーノ、フィラ・ブラジレイロなどの種類の犬が危険犬種として繁殖や交換、販売を禁止しています。
これらの種類の犬種を飼育していたとしても、公共の場に出るときは口輪や引き紐をしなければならない制約があったりします。
一方で、日本では危険犬種に対する国を挙げての法律が存在しないことは有名です
もちろん、すべての動物なわけではなく特定動物には法律が定められていますが、犬に関してはどの種類に関しても法律は定められていません。
しかし、茨城県など一部の地域の条例では特定の犬種を危険犬種とみなして、檻の中での飼育が義務付けられたりしています。
危険犬種は難しい問題でもあります。
大型犬のように、人を軽々と襲えるような犬は危害を及ぼす可能性がどうしても否定できませんし、ましてや相手が子供の場合には、犬はじゃれているつもりであっても悲惨な事態を招く恐れもあります。
また、闘犬という種類の犬が存在するように、活発な性格の犬は訓練さえ積めば立派な闘犬となり、人を襲う凶器となりえます。
これらの害を及ぼすものに関しては、実際に深刻な被害が出てから法律を作って規制するのでは遅いのです。
犬は元々はオオカミが祖先だといわれているように、狩猟を得意とする肉食の獰猛な動物でもあります。
もちろん、人間よりはるかに小さな小型犬のようなものはそのような存在にはまったく見えないかもしれませんが、そういった動物的本能を備えていることにはどんな犬種も変わりはありません。
特に犬は上下関係を重視する生き物で、力の弱い者を見下す傾向にあります。
下手すると普通の人間よりも力の強い大型犬からすれば、女性や子供のように動物的に力の弱い立場にある者に対して、見下した態度をとってもおかしくはないのです。
しかし、もちろん犬は十分な信頼関係を築くことさえできれば、頼もしいパートナーになることも間違いではありません。